国際平和研究学会 クレメンツ事務局長 過去40年で発展してきた世界的レベルの平和研究所は,いくつかあります。なかでも戸田平和研究所は「21世紀のための平和政策研究機関の最も傑出した例」だと思います。図書館でホコリをかぶっているだけの学術研究は,人々の態度や行動を変えたり、暴力の構造的な原因を取り除いたりする上で、あまり有効ではありません。戸田平和研究所の方々は,その事を地悉されていたがゆえに、設立以来、より実践に即した、国家的、地域的、そしてグローバルなレベルでの前向きな平和のイニシアチブを推進する研究に焦点を当ててこられました。 そしてさまざまな地域の平和研究者,政策決定者、市民活動家を一堂に集め、暴力的な紛争に関連した問題の解決方法を見出すための話し合いと,具体的な協力体制を模索する機会を提供し,その限界を破ろうと続けてきました。 その意味で戸田平和研究所は,学問の価
値と重要性をしっかり尊重しながらも、学術的成果だけで満足する研究所では決してなく、特定の価値観に基づく活動だけに集中した研究所でもないといえます。なぜなら、戸田平和研究所の活動は,最も優れた理論的研究と経験的研究の両面に根差しているからです。 また戸田平和研究所は、核兵器の問題に早くから注目し,核兵器の全廃以外に人類の未来はないと いう確固たる結論に到達されました。国連改革の推進についても、出版物やワークショップの開催を通して多大な貢献をしておられます。 いずれも人類が21世紀を生き残るために避けて通れないテーマであり、戸田平和研究所が今後「人間の安全保障やグローバル、ガバナンス」などの分野で更に実りある成果を得ていけば、創立者、池田創価学会インターナショナル会長の期待にかなうことは間違いないと確信するものです。
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